Gesanmedo ――Tibetan Highlands Elementary School Construction Fund NPO

 プロファイル

チベット高原に学校を建てる発想

 チベットの現代教育は本世紀50年代から始まりました、中央政府はこの40年の間に人民弊11億元以上を投資して、幼児教育、小学校、中学校、専門技術教育、高等教育、電化教育などのチベット地方民族の特色をもっている教育体系を作り上げました。いままで自治区では大学は4ケ所(チベット大学、チベット民族大学、チベット農牧大学、チベット蔵医大学)、大学生総数3万人以上、専門学校は18ケ所、高等学校は70余ケ所、小学校は3400余ケ所、幼児園は40余ケ所があります、在学学生は27万人です。チベット族の学生たちは小学校から大学までの学費はすべて免除されています(政府から支払うことになっています)。

 以前はチベットには学校がなく、人口の96〜97%が文盲でした。しかし、現在では、各県・郷にも学校が 設立され、1985年からは一部の農牧区の学生に対し、3包教育、つまり、食事、着る衣類、住む場所全部免除する。現在、入学率は67%にまであがりました。

 以上の数字から見れば、チベットの教育がかなりよくなってきていますが、自治区以外のチベット族が住んでいる地域はそうはいかないです、まだ、一部の地域は以前のチベットとはほとんどかわらなく、かなり悲惨な状態におかれているのも現実です。それについての報道はほとんどないので、その実況をわかっている人は少ないのです。

 四川甘孜チベット自治州の理塘県はそのうちのひとつです。

 理塘県四川省の西部、自治州西南部に位置し、成都からは700キロ、州府の康定からは300キロです、県内の最低標高は2680メートルで、最高標高は6204メートルです。そのうちのほとんどの地域の標高は3600メートル〜4600メートルです。県政府所在地高城鎮の標高は4014.7メートルです。ここは、冬が長く、夏が短い、空気が薄くて、人口密度も低い、気温が低くて、厳しいです。県内には23の郷1の鎮、119の村があり、甘孜チベット自治州の5大純畜牧業に生計をしている県のひとつです。

 わたしたちが小学校を建てるところは理塘県の西北部に位置する曲登郷です、曲登郷は白玉県の昌台区、巴塘県の手措拉区と接して、県城までは100余キロがあります。曲登郷は理塘県のなかで環境はもっとも厳しいところです、ここの最低の標高も4300メートルで、酸素は内地(普通の平原)の40%しかないです。

 いままで、ここは、小学校ないのは郷内の人たちは全部放牧して、なかなか安定な生活できないのもひとつの原因と思いますが。いま全郷の適齢の子どもは298人がいますが、学校で勉強しているのはわずか6人で、しかも別の村毛亜郷で寄宿して勉強してます、曲登から毛亜までは距離が遠くて、交通が不便です、往復するのに4、5日かかります、学校へ行ったり、学校を休んだり、なかなか継続勉強することができません。その主な原因はのひとつは郷内には学校ないため、子どもたち自分の家の近くで勉強することができません、もうひとつの原因は、毛亜郷で寄宿して勉強している子どもたちは年齢は小さいので、自分が自分の面倒をみれなくて、実家に帰りたいです、落ち着いて勉強できないです。結局、別の村毛亜郷で寄宿して勉強している子どもたちが途中で学校をやめます。

 子どもたちは人類の未来を担う者であり、子どもたちによりよい教育を受ける機会を与えることがわれわれ、すべての義務と思われます。

お正月にわたしは故郷に帰った時も時間を作って理塘を訪れました、その時ちょうどお正月なので、友人四郎澤仁県長(県知事)が実家に帰って、理塘にいないですが、その変わりに、小学校建設について県の文教局のテンヅゥ澤仁局長と相談し、前にもらった資料の理塘県ブィゴォ郷中心小学校までも連れていただいたのです。

 ブィゴォ郷中心小学校は理塘の南に10キロに位置し、道路のすぐ側にあります。もちろん厳しいことは厳しいです 、食堂も見ましたが、それは家畜の小屋とはかわらないです、教室は3つがあって、1年生、2年生と3年生の教室です、3年生の教室の半分は教師の研究室としてつかっています。

 わたしたちはせっかく学校を作るから、場所はいちばんやくにたつところのほうがいいじゃないでしょうか、と思って、理塘県のもっとも厳しいところ曲登郷を選んだのです。

 学校の規模は1年生から6年生の勉強ができる場でけっこうですが、そして、教員と職員9人以上の宿舎と研究、事務室、学生たちの寝室、台所などの設備が必要です。

 ここは、環境はきびしくて、交通も不便なので、学校を作る時の難度も想像できます、一階建ての総面積800-850平方メートルの建物を作るには投資する資金はたいだい人民幣484400元かかります。これは県文教局の発想ですが、やはり、日本からもブランディアとして、教員など派遣するので、衛生の面もきちんとしないと、そうすれば、例えば、トイレは広くきれいにつくるとか、お風呂に入れる場をつくるなど、もうひとつ大事なことは、ここは電気がないので、照明のことも解決しなければなりませんので、そうすると、投資する資金は向こうの計算した資金よりはやや高くなります。

                    平 成 13年11月18日

                    特定非営利活動法人

                    チベット高原初等教育・建設基金会


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