Gesanmedo ――Tibetan Highlands Elementary School Construction Fund NPO

 

写 真 ・ 旅 行 記

 

  映画『セブン・イヤーズ・イン・チベット』が日本で上演されてから、チベットは日本も一層人気が高まってきました。

 「世界の屋根」といわれるチベット高原、面積はほぼ日本国土の6倍の広さをもち、環境のもっとも厳しいところ、そこに住んでいる人々は、どんな生活をおくっているのか。 日本に紹介されているチベットはラサを中心とする中央チベットとカイラスを中心とする西チベットです。カム地方といわれる東チベットはこれまであまり紹介されてきていません。

 今のページは基金会の会員であるカメラマンたちがそれぞれの視点から記録したものを日本に紹介するために作ったものです、写真は、地域的にはチベット自治区だけでなく、チベット高原全体をテーマにしたもので、範囲も広く、美しい自然、悠久の歴史、豊かな文化、高原の人々及び生活現状を表現したものでございます。

 更に、チベット高原に生活している人々の豊かで多彩な伝統文化の表面部分だけではなく、彼らの生活と経済の実情も正しく紹介し、できるだけ多くの人々に現地の情況を理解してもらうには、メンバーの方々は現地体験の記事を加えて、細かく紹介し、特に厳しい立場に置かれている子供達にあたたかいまなざしをそそいでいただきたいのです。

 チベットいろいろな意味で、厳しい自然・社会的状況にある地域であり、苦難にあえぐ民族の一つといえる。中国と日本は一衣帯水の隣国で、2000年以上にわたり正負両様の交渉・交流が続いてきたが、現在中国西部の自治地区であるチベットに、日本人の大多数はほぼ無関係無関心ですごしてきた。チベットには長い歴史と仏教信仰によって培われた独自の文化があり、人びとは純朴温和な農牧民が主体である。現代の急速な変化に取り残されて貧しい地域の一つに落ちただけではなく、沿海部からおしよせる市場経済の波に押されて、固有の文化をも失おうとしている、いわば民族存亡の瀬戸際といっていい。

 チベット高原には21世紀の今も、小学校さえ無い地区がいくつもある。その一区画ずっでも、子どもたちが学び未学の青少年も集う教育の場を作って行けば、彼らがやがて未来を自ら考え切りひらいていく基盤とすることができよう。学校建設を契機にわれわれ日本人が、この隣国の愛すべき少数民族と新しい交流の糸を繋ぎ、文化を知り合い理解を深め合うなら、きっと次代の両国、両民族の未来に、さらには世界の平和にプラスする小さな石を積むことになるだろう。

 それを背景に日中文化交流を志し、チベットに興味をもち、趣旨に賛同するわたしたち多数が集まって、実現を目指して2001年秋に発足したものである。すでに2000〜2001年に四川省甘孜チベット自治州理塘県に小学校建設候補地を絞り、当県知事・教育局長らも了承、会員の現地見学行を案内するなどご協力していただきました。順調であれば、来年には小学校を完成させようと思われているので、みなさまのご支援、ご協力をお願いいたします。

 写真と旅行記事を通して、また、賛同いただける方には私たちのボランティア活動にご協力いただければ幸いだと思うものです。

 
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――――チベットカム山岳研究会 株式会社ミナモト制作・2003年3月8日―――