Gesanmedo ――Tibetan Highlands Elementary School Construction Fund NPO

 

小学校を充実させながら、次のところにゲーサンメドを咲かせよう
――理事長 烏里 烏沙

 

 八月のチベット高原、世界の高い町といわれる理塘、その毛ロ(maoya)大草原に一面には花がきれいに咲いて、年に一度の競馬祭がここで行なわれる。現地の人たちは競馬祭を「八一賽馬会」と呼んでいる。一年中もっとも楽しいことで、その日を来るのをずっと待ちこがれているのだ。競馬をはじめる前、理塘県だけではなく、自治州の 勇壮な騎手たち――「康巴漢子」(カムパハンツィ)があちこちからやって来て、競馬の出番をまつ‥‥‥これは去年八月の競馬祭の様子である。優秀したのがほかの地方から来たプロの選手で、銀メダルと銅メダルを手に入れたのがわれわれ小学校建設地である曲登郷のオトコである。

 理塘県の西北部に位置する曲登郷、標高が四三〇〇メートルであり、自然環境が厳しい一方、風光名媚なところでもあり、特に、夏になると、村の周辺には、花畑になっている草原、まわりは緑の山は、空気が澄んでいて、チベット高原以外では見られない青空、村のすぐそばには小河がゆるやかに流れていき、最初この地を訪ねた時の印象が忘れられないである。

 私にとって、曲登郷は異郷ではなく、あたかも故郷のような親近感がうまれるようになった。それは長い三年間と現地の住民、子供たちとのおつき合いのおかげである。

 この三年間、曲登郷の何もない空き地から立派な小学校校舎に変えるのが決して容易なことではなく、途中で県の役員との交渉、いろいろありましたが、最終的に、完成させた。

 去年の十一月の上旬に現場を訪ねる時のことを思い出す、その時、一緒に曲登郷へ行ってきた友人は:

 「小学校立派だね、わたしは先月イギリス人と一緒にペユルへ行ってきたが、イギリス人は自分が援助した小学校を見るとショックを受けた。校舎は新しく造ったものでなく、古い建物を内装し、きれいにして、学校の名前だけ「小蜜蜂小学校」にしただけだ。イギリス人が本当は次の支援をしようと思ったが、結局やめて帰った」。

 彼はわれわれと同じくらいの資金だしたのに、全然違う結果になった。

 立派な校舎目に入って、よくやったねと思い、子どもたち活き活きとしている姿と真面目に楽しく勉強している様子を見て、本当にここで小学校をつくったのがよかったと思う。しかもチベット独自の建築式の建物である。

 曲登郷で立派な小学校できたのが、曲登郷の書記、学校の校長先生も兼ねているザシさんに感謝しなければならない、もちろん、基金会の会員鈴木晋作さんの功労も大きいである、彼は小学校建設をスタートまえから理塘へ行き、教育関係者たちと交渉し、建設工事がスタートしてからも、現場監督の役を果たし、小学校完成させるまで、厳しくチェックしました。彼は現場にいないと、小学校がどうなるだろう。

 ゲーサンメド小学校の校舎は完成したが、われわれは、ゲーサンメド小学校の今後を見守り、より良い学校にする手伝いをし、教育のナカミについて、現代的、科学的、合理的な教育カリキュラムを作って、この秘境の純朴な人びとと調和する教育を工夫し、自分の文化を大切にしながら、つまりチベットらしいチベットを守る使命をもちながら、世界のどこへ行っても通用する現代のチベット人を養成していくことを目的としている、さらに小学校を必要としている次の地域へと、活動の輪を広げていくと考えているのである。

 ゲーサンメドはまた、できるだけ多くの方にチベットを理解し親しんで頂くために、日本で写真展をはじめ、スライド上演会、講演会、報告会を行なうほか、ゲーサンメド小学校建設地をはじめ、チベット現地を体験する旅を企画しており、チベットに興味をお持ちの方、是非一度チベットに行こう。

 


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――――チベットカム山岳研究同行会 烏里 烏沙 制作・2007年12月15日――――