梅里雪山とその周辺の植物

 

 横断山脈南部に位置する梅里雪山は、チベット仏教カキュ派の修行聖地で、チベット八大聖なる山の山首という説がある。チベット族の考えでは梅里雪山を巡礼しないと死後天国に行けないということで、年中数多いチベット仏教徒がチベット、青海省、四川省などから巡礼にやってきている。特に旧暦の3月15日は巡礼者が一番多い日で、皆松や柏の枝などを燃やしながら、年中の無事と家族の健康を祈っている。

 梅里雪山は山群全体の総称として数百キロ繋がる連峰があり、所在地は雲南省とチベット自治区の境に位置し、雲南省側だけで徳欽県の総面積の34.5%を占め、最高峰はカワゲボ(ソィ瓦格博)の標高6,740mである。主峰辺りには海抜6,000mを越えた太子13峰が、素晴らしい雪山風景と氷河風景が幻想的な神山風景を成し、年間数多い観光客、登山家たちを引き付けている。

 梅里雪山周辺は、多くの高山植物と亜高山植物が見られ、シャクナゲ、サクラソウ、リンドウなどの有名な観賞花が豊富に分布している。その他の花々、たとえばクレマチス、トリカブト、メコノプシス、エンゴサク、バラ、カエデ、トウヒレン、トチナイソウなどの属にも多くの種類が見られる。

 徳欽県の東南部に位置する白芒雪山は、金沙江と瀾滄江の分水嶺である。海抜5,000mほどの山々がつらなり、最高峰の扎拉雀尼峰は海抜5,640mである。いちばん低いところは奔子欄にある金沙江峡谷で、白芒雪山の山頂までの高低差は3,500mを上まわる。

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―――チベットカム山岳研究同好会・最終更新日:2009年2月26日―――